読書した内容を覚えておきたい
本をマーカーなどで汚したくないけど、印をつけたい
とお悩みではありませんか?
本に線を引く派と引かない派がいます。
読書術の本などでは、線を引くように、本は汚して読むようにとの主張の本が圧倒的に多いです。
しかし、なんとなく抵抗があって線を引けない、そのせいか本の内容もいまいち身に付いていない気がするという方も多いのではないでしょうか。
読んだ後に人に貸すとか、売りたいとかがあると線を引くのはためらってしまいます。
この記事では身に付く読書のための付箋の使い方をご紹介します。
さらに、付箋で本を傷ませてしまう場合もあるので、記事後半では本を傷ませないグッズの紹介もしています。
筆者の付箋の使い方
ここでは、筆者が普段どのように付箋を使用しているかを紹介します。
付箋の使い方
・読み返したい、大事なところに貼る
・付箋は1行をピンポイントで示すことができる細いタイプを使用
・1冊読み終わってから、付箋をつけたところをノートにまとめる
・しおりの代わりに使う
読み返したい、大事なところに貼る
当たり前のことですね。
読書で付箋を使っている人はみんなやっていることだと思います。
ただ、筆者の場合、付箋を貼るかどうか悩んだらとりあえず貼っておくというルールにしています。
貼るかどうか悩むということは、その文が少しは気になっているということです。
その場で貼らずに後からやっぱりさっきの所に貼っておこうとなると、どこに書いてあったっけとなることが意外とよくあります。
また、悩んでいる間にせっかくの読書の流れが途切れてしまうこともあります。
なので、気になった時点でとりあえず貼っておくことをおすすめします。
やっぱいいやってなれば、剥がせばいいだけです。
付箋は1行をピンポイントで示すことができる細いタイプを使用
使用する付箋は細いタイプがおすすめです。
筆者は0.5センチ幅で文字が透けて見えるフィルム製のものを使用しています。
これなら、どの行が大事なのかが一目でわかり、文字が透けるので付箋をいちいち剝がさなくても読むことができます。
おすすめはポストイットです。やっぱり使いやすさが違います。
たくさん使うから値段重視という方はこういうのでも大丈夫です。こういうタイプは100均にもあります。
ちなみに筆者は付箋の色にはあまりこだわらずに使っています。
できる人は、赤は大事なとこ、青は疑問点とかで分けるのもいいかと思います。
筆者は色を考えるのも面倒なので特に考えずに貼っています。
1冊読み終わってから、付箋をつけたところをノートにまとめる
この過程が一番大事です。
たくさんの付箋が貼られた本を見ると、勉強したという気分になりますが、それだけではだめです。
付箋を貼った場所を見返して、それを自分にとってわかりやすくノートにまとめる作業をすることで、本の内容が定着しやすくなります。
筆者の場合はよほどページ数が多い本以外は、本1冊につきノート1ページにまとめています。
まとめる内容は、その本で大事だと思ったこと、記憶しておきたいこと、簡単な感想やこれから取り組みたいことなどです。
ノートにまとめる過程で頭が整理され、記憶しやすくなり、さらにまとめたノートを定期的に読み返すことでさらに本の内容が身に付くのです。
復習のために本を見返すよりも、自分でまとめたノート1ページを見返す方が楽なので取り組みやすいです。
しおりの代わりに使う
皆さんはどんなしおりをお使いでしょうか。
本屋さんでもらえるものや、文具店や雑貨店にあるおしゃれなものなどいろいろありますよね。
ただ、普通のしおりは失くしやすいという問題点があります。
筆者も読書中に落としそうになったことが何度もあります。
お気に入りのしおりをなくしたらショックです…
そこで、少し前から付箋をしおり代わりに使うことにしました。
付箋ならどの行まで読んだのかもわかりますし、くっついているので落とす心配もありません。
失くしてもそれほど気にならないので安心です。
しおり代わりの付箋はとても便利なので、ぜひ試してみてください。
付箋を使うことのメリット
筆者の付箋の使い方をご紹介しましたが、ここからは付箋を使うことのメリットをお伝えします。
・簡単に見返すことができる
・貼るのが簡単だから読書スピードが落ちない
・マーカーのように本を汚さずに印をつけることができる(完全に汚さないわけではないので注意)
簡単に見返すことができる
付箋をつけながら読書をすることで、後からその本を見返した時に付箋がついたページを見れば何が大事だったかがすぐにわかります。
また、その箇所を自分なりにまとめることでわかりやすくアウトプットもできるので、読書をきちんと生かすことができます。
読書はそれをどのように生かすかが一番大事です。
貼るのが簡単だから読書スピードが落ちない
本に線を引くのって意外と面倒ですよね。筆者は線を引くので読書が中断されるのが嫌でした。
付箋ならさっと貼るだけなので、読書のスピードを落とさずに使うことができます。
マーカーのように本を汚さずに印をつけることができる(完全に汚さないわけではないので注意)
本を汚したくないという人もいるでしょう。
そういう時は付箋なら、貼っても剥がしてしまえば元通りです。
本を人に貸したり、古本として売ったりしたい場合は付箋が有効です。
ただ、注意点として完全に汚さないわけではないということを知っておいていただきたいです。
付箋をはがしても、付箋に使われている糊が本に少しは残ってしまいます。それが場合によっては後々変色などの原因になることもあるのです。
図書館や人から借りた本にはあまり使わない方がいいです。
本を大切にするために付箋の使い方に注意
付箋が本を傷ませるという事実
神奈川県立図書館のツイートにこんなものがありました。
図書館恐怖の写真(心霊番組風)画像をご覧いただきたい。お分かりであろうか。付箋をはがした時に、ページの表面が活字ごと剥がれてしまっている。長い年月を経た本は、きれいに見えても劣化が進んでいる事がよくあるのだ。絶対に、図書館の本に付箋を貼ってはならない……(横浜) #神奈川県立図書館 pic.twitter.com/3juO6qvoBe
— 神奈川県立の図書館 (@kanagawa_lib) June 21, 2018
活字ごと剥がれるなんて驚きですね。
特に図書館には古い本や貴重な本もあるので、図書館の本には普通の付箋は使わないようにしないといけません。
意外と知らない人も多いようなので、みんなに知っておいてもらいたいです。
本を傷ませないためには?
それでは、付箋を使いたいけど本を傷ませたくないという場合はどうすればいいのでしょうか。
ここでは次の2点についてお伝えします。
・長期間貼ったままにしない
・代わりの商品を使う
長期間貼ったままにしない
付箋を長期間貼ったままにすると、剥がそうとしても綺麗にはがれなくなってしまいます。
剥がれても糊が残ってしまったり、付箋の色が本に移ってしまったりと、本が傷む原因になります。
必要がなくなれば付箋はできるだけ早く剥がすようにしてください。
筆者は読後にノートにまとめた時点で付箋は全部外してしまいます。
代わりの商品を使う
本を傷めない付箋ってないのかな、と探してみたらありました。
静電気でくっつく付箋
糊を使わず、静電気でくっつく付箋です。本来は家具や家電、壁など傷つけたくない場所に使うもののようですが、本にも使えます。
これなら、本を汚す心配がないですね。
特に2つ目のものは実際に図書館の本に使用している方もいらっしゃいます。
ブックダーツ
こちらは、ブックダーツという商品です。
金属製ですが、すごく薄いのでたくさんつけてもかさばらず、本を傷つけることもありません。
小さいのでピンポイントで行を示すことができます。
丈夫なので繰り返し使えます。
あと、なによりおしゃれですよね。
大切な本にはこういうグッズを使うといいですね。
まとめ:付箋を上手に使って読書の理解度をUPしよう
付箋を使うことで次のようなメリットがあるということをお伝えしました。
・簡単に見返すことができる
・貼るのが簡単だから読書スピードが落ちない
・マーカーのように本を汚さずに印をつけることができる(完全に汚さないわけではないので注意)
また、本の傷みを防ぐためにも読後は付箋を貼った箇所をノートにまとめて、付箋は早めに外すようにしましょう。
ノートにまとめる過程がアウトプットになり、それを見返すことでインプットができるのでとても効果的な読書になります。
図書館の本や大事な本には普通の付箋ではなく、上でご紹介したようなグッズを使って本を傷ませない工夫もしてみてください。
ちなみに、電子書籍なら付箋もしおりも必要ないので楽ちんです。