新しく勉強したいこと、しなければならないことがある。
効率よく勉強したい。
できるだけお金をかけずに勉強したい。
こういう悩みをお持ちではありませんか?
新しいことを勉強する時ってどうすればいいか悩みますよね。
本はもちろん、セミナーや動画などいろいろな手段があります。
そのなかでも、本がおすすめで、それも勉強したいテーマの本を10冊は読んでほしいというのがこの記事の結論です。
10冊も読むの?
この記事では、なぜ10冊も同じテーマの本を読むのが良いのか、解説していきます!
同じテーマで多読することの5つのメリット
本で勉強するならわかりやすいものが1冊、多くても2,3冊あればいいと思う人がほとんどでしょう。
しかし、10冊読むことのメリットがたくさんあるのです。
メリット
・その分野で本当に大切なこと(本質)がわかる
・多様な見方ができる
・理解が深まる
・自分の意見ができる
・読み進めるうちにどんどん読みやすくなる
その分野で本当に大切なこと(本質)がわかる
同じテーマの本を数冊読むと、「これ、どの本にも書いてあるな。」と思うものが出てきます。
それがその分野で本当に大切なこと(本質)になります。何冊も読むことで、それ抜きではそのテーマは語れないという内容を把握することができるのです。
多くの本に共通している内容や用語に注意してみてください。
多様な見方ができる
本によっては、著者の立場で偏った書き方をされているものもあります。
多くの本を読めば、共通点もありますが、相違点も意外とあるものです。
同じテーマでも研究者と現場の人では見方や考え方が違います。どちらかの本しか読まなければ、その本が偏った考えであることにも気づきません。
多くの本を読むことでいろいろな立場があるということを知ることも大切なのです。
こんな視点もあるのかという発見もあって楽しいですよ。
理解が深まる
「本当に大切なこと(本質)がわかる」とも重複するのですが、大切な事、本質はどの本でも書かれています。
それを、何度も読むことになるので、理解しやすく、自然と記憶にも刻まれます。
また、少し難しい内容で最初の本ではわからなかった内容が、次に読んだ本では説明の仕方が自分に合っていてわかりやすかったということもあります。
1冊読んで「難しい」とあきらめてしまうのはもったいない!
自分の意見ができる
たとえば「Aという本では〇〇は効果があると書いてあるのに、Bという本では〇〇には効果がないと書かれている。どっちが正しいの?」ということが時々起こります。
「さっき読んだ本と反対のことが書いてある!」とわけがわからなくなることがあります。
そういう時は、AとBのそれぞれの本で根拠を探してみたり、別のCやDの本ではどのように述べられているかを確認してみたりします。
それらと合わせて自分の頭で考える事も必要になってきます。
そうして出た結論は、本の受け売りなどではなく、立派な自分の意見になっているはずです。
1冊読むだけではその本を鵜呑みにする危険性がありますが、複数の本を読むことで自然と自分の意見も持つことができるのです。
しっかりとした自分の意見がある人は信頼されますよ。
読み進めるうちにどんどん読みやすくなる
同じテーマの本を10冊読むというと、とても大変なことに思えます。
でも、実際には1冊目や2冊目でだいたいの基礎ができるので、それ以降は内容の理解が速くなり、読みやすくなってきます。
さらに、次に別の勉強をしようとしたときに、それが既に本で勉強したことのある内容と隣接したテーマであった場合も同じように楽に勉強を進めることができます。
自分の中でどんどん「これ知ってる!」という内容が増えてきます。
同じテーマで多読する時のポイント
同じテーマの本を複数読む時にはポイントがいくつかあります。
最初の2~3冊は入門書を読む
ただ10冊読めばいいのではなく、本のレベルや読む順番を意識する必要があります。
・1~3冊目:入門書
・4~7冊目:中級(一般書、ノウハウ書や実用書などいろいろ)
・8~10冊目:上級、専門書(大学で講義に使われそうな本)
筆者はこれを目安に取り組んでいますが、おおまかな流れさえ気をつければOKです。
ただ、2~3冊は入門書を読むというのだけは意識した方がいいです。2~3冊の入門書を読むことで、偏りのない基礎基本が身につきます。
「はじめての~」や「高校生(中学生)でもわかる~」といったタイトルがおすすめです。
「~入門」はジャンルにもよりますが、入門というわりに難しいことが多い印象です。
中級本や上級本は入門書を読んでみて、難しいと感じれば入門書をもっと読むとか、簡単に感じれば上級本を多めにしてみるとかの調節をするといいです。
本のレベルを把握する
10冊の本を選ぶときは、詳しい人に聞くのが一番いいです。あなたが学生なら先生に聞けばいいし、仕事関係の勉強なら上司に聞くのもいいでしょう。
聞ける相手がいない場合は本の紹介やレビューをチェックします。
筆者はいつもAmazonの商品ページでチェックしています。
本の紹介でどんな本なのかをつかみ、レビューで実際に読んだ人の感想を知ることでその本のだいたいのレベルがわかります。
本の紹介を読んでわかりやすそうと思っても、レビューで多くの人が「上級者向け」とか「わかりにくい」とか書いていることもあります。
本の著者が偏らないようにする
何も考えずに本を選ぶと、同じ著者の本が何冊もあったということになりかねません。
10冊の本を読むのではなく、10人の著者から話を聴くという意識ですね。
その著者の考えをもっと知りたいという段階ではいいのですが、勉強として10冊選ぶという時に著者の偏りがあるとテーマの全体像がつかみにくくなってしまいます。
意識していろいろな立場の著者の本を選ぶようにしてください。
ジャンルによっては、出版社によっても考えが偏っていることもあるので気を付けてください。
難しくても気にしない
1冊めにいちばん簡単そうな本を読んでみたけど理解できない、自分には向いていないのかな、と思うこともあります。
でも、気にせずにさらっと読んで次の本に取り掛かってください。それでもだめなら次の本、と読んでいくことでそのうちに理解ができるようになります。
10冊読んでから最初の本に戻ると驚くほど理解できたということもあります。
1冊読んで諦めてしまうのはもったいないです。
図書館やkindleを利用する
10冊の本を買うとなるとそれなりに高額になります。
特に専門書のような上級本になると一般書に比べて高い値段になってしまいます。
筆者はこの勉強法で本を買う必要はないと考えています。
本を読みながら大事なことをメモしておけば、それを見返すだけで十分です。10冊も読んでいるうちに、身についてしまいます。
10冊も読んでいると、「さっきの本にも書いてあったから知ってるよ」という内容が増えていきます。
筆者は、10冊の本を図書館やKindleUnlimited(Amazonの電子書籍読み放題)で探しています。
図書館なら完全に無料、KindleUnlimitedも月額980円で読み放題なので出費を抑えて勉強できるのでおすすめです。
KindleUnlimitedに興味のある方はこちらの記事もどうぞ。
まとめ:新しいことの勉強には多読が一番
新しいことを勉強する時はその分野の本をたくさん読むのが効果的で、次のようなメリットがあります。
・その分野で本当に大切なこと(本質)がわかる
・多様な見方ができる
・理解が深まる
・自分の意見ができる
・読み進めるうちにどんどん読みやすくなる
勉強にはいろいろなやり方がありますが、このやり方が一番簡単でお金もかからないのでおすすめです。
10冊読めば、初心者から一気にそれなりの知識がある人になれますよ。
あとは本の内容を実践していくだけです!(これが一番大事だったりします)
まずは、近くの図書館に行ってみるかKindleUnlimitedの無料体験を試してみてください!